飛び出して痛い! ワイヤーの端の対処法

矯正が進んでいくと、歯の凹凸が減ってワイヤーに余分な部分が出てきます。

それが多少ならいいのですが、大きく歯が動いてワイヤーの余計な部分が長くなると奥歯の先に飛び出して頬の内側に刺さり、大変痛みます。

矯正経験者が、飛び出して痛いワイヤーの先をなんとかする方法をお手軽な順にまとめてみました。

 

①お勧め度☆☆☆ 爪切りやハサミで無理に切ろうとする

全くお勧めができないのがこちらです。
矯正用ワイヤーは意外と?丈夫で切ろうとしてもなかなか切れませんし、そもそも口内は暗い上に手元が見づらいので危険です。

万一運よく切れたとしても、直角にきれいにカットすることは至難の業。
今よりも鋭利になってしまったワイヤーの先端に泣かされることも考えられますので、絶対にやめましょう。

でも痛すぎて私もやりかけたことがあります…お気持ちはよくわかりますので、次以降の方法をどうぞ。

②お勧め度★☆☆ 入れ歯用接着剤を買ってきてエンドを覆う

私自身は試したことがないのですが、矯正用ワックスの代用として入れ歯用接着剤でエンドを覆う方もおられるようです。

入れ歯と歯茎?を密着させるためのものできちんと覆えるのか疑問ですし、よほどの緊急時でない限り個人的にはお勧めしません。

③お勧め度★★☆ ワックスで先端を覆う

文字通り、飛び出して痛い先端部分をワックスで覆うという方法です。

ただしワックスは器具や歯などある程度の面積に密着させることでくっつくので、細いワイヤーではすぐに取れてしまうことが多いです。
というか、取れる以前にうまくつけられないことがほとんどです。

どうしてもという時はワイヤーの先端の水分を拭き、少し多めに丸めたワックスに飛び出して痛いワイヤーを刺すような感じでつけるとうまくいきます。

ワックスは伸びてきたワイヤーの先の保護以外にも、装置が唇の裏や舌などに当たって痛いときにも使えます。
いざ買おうと思ってもなかなか手に入らないので、ひとつ持っておくことをお勧めします。

④お勧め度★★★ 矯正の医院で切ってもらう

そんなこと言うな!と言われそうですが、これが一番確実です。
今すぐ電話をし、痛くてたまらないことを伝えてできる限り早い日時で予約を取ってもらいましょう。

ワイヤーのカットは一瞬で終わる上、一番確実です。